2023年4月17日月曜日

「あにれく演出勉強会」アフターレポート

 2023212日、あにれく主催の勉強会『アニメ演出の現場と課題』が開催されました。

天候に恵まれ、会場の阿佐ヶ谷区民センターには開場時刻の時点で、すでに多くの参加者の姿がありました。
今回は、初の「勉強会」ということで定員を少なく設定しましたが、締め切り数日前には定員いっぱいとなりキャンセル待ちが出るほどの盛況となりました。

開始前から参加者の意気込みが伝わってきます。

定刻になり、まずはヤマトナオミチ氏が登壇。
参加者の中には、現役の演出家以外に演出志望の方もいらっしゃったこともあり、「演出」の役割の確認と今回の勉強会の意義を説明していきます。

主に参加者たちの話し合いの場にしたいということで、口の形に机を並べてみました。
開始時に配ったアンケートに記入してもらいながら、進行役のヤマト氏と大石美絵氏が中央に座って、質問や意見を議題に挙げていきます。
参加者からは、現場で演出作業を進める上での問題提起や、これから演出になるためにはどうしたら良いかなどの質問が出ました。

ひとつひとつの質問に対して参加者を交えての回答や話し合いが行われていくのですが、現役の演出家が多数参加していたので関係者しかわからないであろう専門用語が飛び交います。
これはこの会ならではの光景でしょう。
ひとつの質問に対して、多角的な回答があったり、派生して別の方向へ話が広がったりしたのも面白いところでした。

議題の数に対して時間が短すぎた感は否めません。
また、現場の状況や環境によっても変わるので、必ずしも正解が出るわけではありません。

ですが、演出に携わる関係者が一堂に会して、問題を共有し議論できたこと自体が大きな成果となったと思います

今回は新しい企画ということで、会場の設営に手間取ったり、全体の進行などで手際の悪い部分もあったと思います。
参加者の方にはご迷惑をおかけしました。
心よりお詫び申し上げます。

そして、この度は参加していただき、関係者一同感謝しております。
本当にありがとうございます。