【手編】【腕編】に続いて、今回は足首から先のパーツ【足】にスポットを当てた講座です。朝から小雨がパラつく、あいにくの天気となりましたが、受付開始時間前から受講者が来場し始め、会場の東京工芸大学中野キャンパス2号館の席はどんどん埋まっていきました。年明けすぐの祝日ということもあり、参加者数が懸念されましたが、多くの受講者に集まっていただけました。
案内などのアナウンスがありました。続いて「あにれく」代表として奥田誠治氏が挨拶、講座の狙いや意義などの説明があった後、講師の神志那弘志氏が登壇し、開講となりました。美術解剖図を見ながら、構造を理解し人体のパーツを書くことの重要性について語る、神志那氏。
受講者は皆、黙々と筆を動かして、いくつもの【足】を描いていきました。「くるぶし」にあたる骨が膝から垂直に降りて来ていないので、重心が内側に掛かること。それにより、親指の付け根の辺りに重心が来ることなど、次回開催予定の【脚編】につながるポイントなどにも少し触れつつ、一通りの角度を描き終えたところで、今度は履き物を履いた【足】を描くことに。実際にアニメの現場で素足を描くケースは少なく、靴を履いている状態が大半なので、そういった意味でも「実践」です。
閉講後の恒例となった親睦会では、自由参加にもかかわらず、ほとんどの受講者に参加していただきました。受講後の皆様の表情を拝見し、今回の講座も満足していただけたものと、ホッと
胸をなで下ろすスタッフ一同。終わって会場の外に出ると、開始前の雨雲はどこへやら、雲一つない薄暮の空に白く輝く月が浮かんでいました。
改めて、受講していただいた皆様に、スタッフ一同より御礼を申し上げます。
ありがとうございます。